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あまみずコーディネータ講座:試行編の開催
2015年11月29日(日)に,福岡大学図書館・多目的ホールで「あまみずコーディネータ講座:試行編」を開催しました.これは「あまみず社会」を実現するための技術者養成講座であり,一般の人たちが雨水貯留浸透をたのしく実施し,「あまみず社会」を日常化する方策を学ぶ実用講座でもあります.
この二つの目的の追究と,講座の体系化のために,まず,京大名誉教授で京都学園大学教授の森本幸裕先生から「雨庭とグリーンインフラの展開」と題したご講演をいただき,「雨庭」の意義,実例とその方策を学びました.そのあとで,市民共働の雨水貯留浸透活用の先進的取り組みがある樋井川に関わる人々,一般の人々および講演者の交流を図り,広く経験と知恵を共有するために,ワークショップを開催しました.
ご講演では世界の雨庭の事例と日本での取り組み,京都の古寺の,雨庭としての機能の再評価などをご紹介いただきました.ワークショップでは一般的な意味で,個人,地域,および広域の雨庭の可能性を議論し,そのうえで樋井川流域での展望を語り合いました.表彰・承認制度の活用,健康や食と雨庭の結びつき,幹線・高速道路の雨水連携など,ユニークな視点がたくさん得られました.
こうした議論を踏まえて,こんご,あまみずコーディネータ養成講座の取り組みが,具体的に進められることになっていきます.
文責:山下三平
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