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樋井川シロウオ産卵場造成プロジェクト
2016年1月11日 シロウオ産卵場造成プロジェクトを行った。災害復旧対策で河床が掘削され河床の石が少なくなったこと、汐止め堰が撤去され海水が上流までさかのぼり産卵場が上流に移動することに対応した産卵場造成です。産卵場と言っても、川の中に石を投入するという極めて簡単な活動です。1時間半ばかり、7名の大人が2カ所で実施しました。どの程度の効果が出るのかが楽しみです。
シロウオはハゼ科の魚で、新春に海から遡上してきて、汽水域の上流端、淡水の下流端で産卵します。オスが石の下に巣穴を掘り、メスが石の裏に産卵します。メスは産卵後、死にますが、オスはその場にとどまり卵の世話をし、卵が孵化すると死にます。
産卵場の条件としては、汽水域の上流端あるいは淡水域の下流端、川の中に石があること、石の下に穴を掘ることができる砂があることです。そこで私たちは川の中に石を設置しました。1つの卵隗は300-500の卵から成ります。今回の石の設置によって、数百の卵かい産み付けられ、その結果数万~数十万の稚魚が海に変えると予測されます。
シロウオは春の風物詩として福岡の市民は踊り食い、卵とじなどにします。
下の写真をクリックしてください。大きくなります。
シロウオ 透明です
ハゼ科なので口が大きい。体長は5cm程度
シロウオの生活史
潮の遡上範囲
改修前の産卵塊の数
塩屋橋付近が多かった
シロウオの卵
石の下に産卵します
改修前の汐留堰
この堰から上流には塩水は遡上しませんでした。
シロウオの遡上時期
福岡では2月に遡上が始まります
シロウオ 全国分布
産卵場造成後
川底に見える石が産卵床です。
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